和室をよりオシャレな空間に演出したい!?北欧風の障子紙に関するよくある疑問を解決

北欧風の障子紙は、明るい色や柄が特徴です。白やベージュなどのシンプルな色合いのものが多く北欧らしいナチュラルな雰囲気を演出することができ、花柄やドット柄などの柄物も人気があります。和室の障子紙を張り替える場合は、障子のサイズに合わせてカットした新しい紙を張り替えるだけです。障子の上にレースやブラインドをかける場合は、外側にレースやブラインドを置きます。障子紙の上にカーテンをかける場合は、障子紙の外側にカーテンレールを取り付けカーテンを設置します。
北欧風の障子紙の種類ごとの特徴①:普通紙(パルプ障子紙)
北欧インテリアでまとめたいリビングルーム、リビングの隣には和室があって和風と北欧を両立させるときに役立つ存在になってくれるのが障子紙です。障子を貼り替えることで部屋の雰囲気が変わる、このような理由からインテリアに合うのを選ぶことでオシャレ空間を演出することができます。障子紙にはいろいろな種類がありますが普通紙は最もシンプルな白色無地のもの、機械すき和紙などの特徴を持ちます。一般的な量産品ですからリーズナブルな値段が魅力ですが、植物繊維のパルプが80%以上配合されているなどの理由から強度は低めで破れやすい弱点があります。紫外線にあまり強くないので日当たりがあまり良くない場所で使えば問題はないのですが、南向きなど日当たりが良い環境で使用すると黄ばみが生じることもあるため使用する場所により頻繁に張り替えが必要になることも少なくありません。ただ、価格が安いので好みのものに定期的に変えてイメージチェンジ、このような使い方もできます。
北欧風の障子紙の種類ごとの特徴②:強化紙や強力紙
北欧障子紙を使えばオシャレな和室にもなる、リビングに繋がっている和室の窓に取り入れることで和室の戸を開けたままでリビングから見える景色は北欧空間が広がるといった見せ方もできます。障子紙の一つに強化紙や強力紙と呼ぶ種類があるのですが、これらは普通紙と比べると強度が高いなどの特徴があります。強度を高める素材を配合しているのが特徴で、強化紙にはプラスチックやビニール、強力紙には化学繊維を配合するなど強度をアップさせているので長期間きれいな状態を維持できるメリットもあるわけです。普通紙などの場合は、物を移動させたり運んでいるときに障子戸に当ると破けてしまうこともある、小さなお子さんがいる家庭などでは子どもが投げたおもちゃがぶつかったときに破けることも少なくありません。あたり具合にもよりますが、プラスチックや化学繊維などが配合されているものは耐久性が高いので簡単に破けることが少なく張り替えの頻度が減る、コストパフォーマンスに優れた材料といっても過言ではないのです。
北欧風の障子紙の種類ごとの特徴③:プラスチック製
北欧インテリアでまとめているリビングルーム、その隣にある和室も障子紙に北欧スタイルのものを取り入れることで2つの部屋が繋がった際にオシャレな空間を演出できる、このような魅力があります。ビニールの両面に上質の和紙をラミネートしていて、丈夫で見た目が美しい障子紙をホームワーロンと呼びます。これはプラスチック製の紙で、接着剤は濃いでんぷん糊に木工用ボンドを20~40%配合したものを使うなど施工の際のポイントがありますが、アルミ製の室内建具と接着する際には糊付け用に加工処理が施されているものに関しては木工家具と同じく施工が可能です。強化紙と比べると強度が高く破れにくい、そして変色しにくいため日当たりが良い場所でも安心して利用できます。ただ、通気性については他の素材と比べると低めで、湿度の変化が激しい場合など湿気がこもりやすくなるため除湿をしっかり行うなどが大切です。なお、水拭きができるタイプもあるので、汚れたときなど水拭き掃除ができる日頃のメンテナンスも簡単ですしペットや小さなお子さんがいる家など最適です。
北欧風の障子紙の種類ごとの特徴④:高級和紙障子紙や高機能障子紙
北欧風の部屋に仕上げたいとき、和室の障子にも北欧風の障子紙を採用することで空間はよりオシャレな印象を与えてくれることでしょう。素材の中でも価格が高いといわれている高級和紙や高機能障子紙は、グレードが高いタイプです。グレードや機能などにより数千円から数万円などさまざま、施工を依頼するときには事前に予算を伝えておいてその中で提案して貰うと良いでしょう。高級和紙は、天然繊維の楮を使用していることや和紙職人が1枚ずつ丁寧に手すきで作った風合いを持つものです。楮を使い手すきで作ることから楮和紙とも呼ばれます。機械すきのものもありますが、これにはマニラ麻やレーヨンなどの化学繊維を配合していて厚手風合いを持つ混抄などもありますが、主に高級ホテルや旅館などで使用されているものなので、家にも使えば高級感を演出できる魅力もあります。ただ、施工そのものが難しいため専門の障子張り替え業者でなければできないこともあるので注意が必要です。